「休みが取りづらい」その裏に隠された「迷惑がかかるから」の切り替え方法

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子どもの風邪でお休みばかり
自分の体調不良なんかで休むわけにはいかない


こんな悩みを解決します。

働くパパママのお悩み「休みが取りづらい」
そこに隠された気持ちを解明していきます。

どうして休みが取りづらいの?

先日こんなアンケートを実施しました。

【ワーパパママに質問】
『仕事を休みづらい』そう思う理由は何ですか?
1.仕事が多すぎるから
2.周りに迷惑がかかるから
3.給料が下がるから
4.何となく

https://twitter.com/tomodaruma3533/status/1280766468917870593



そこで最も回答が多かったのが

「周りに迷惑がかかるから」

というもの。


確かに休むと自分の仕事を誰かが代わりにやることになるので、申し訳ないですよね。


営業職の方などはお客さんとのアポイントが入っているので急には休めないといった心配があるのかもしれません。


でも体調がすぐれないときや、つらいときには休んでほしい。


ここでは「迷惑がかかるから」という考えの切り替え方をご紹介します。

迷惑はかけていい

迷惑がかかるから休みづらい


という回答に対して身も蓋もない意見ですが


迷惑はかけていいんです。


というか人間、生きていれば迷惑はかけるものと言った方がいいかもしれません。


もし迷惑をかけたくないし、かけられたくないなら、無人島にでも行くしかありません。


1人で生活すれば誰かの代わりに仕事が降ってくることもないですし、周りの人に気をつかう必要もないですよね。


でもそれって楽しいですか?


生きていくというのは周りの人との関係性があってこそ。


みんな迷惑をかけたり、かけられたりしながら生きていくものなんです。


だからまずは「迷惑をかけてはいけない」という呪縛から解放されましょう。

迷惑かどうかは他人が決めること

迷惑かけないようにしよう


という気持ちは理解できます。


でもそれが迷惑かどうかかを決めるのは最終的には他人なんです。


いくら気を使っても受け取る人によっては迷惑と感じたり迷惑に感じなかったりする。




例えば職場のデスクでの会話。


「ちょっとこれ教えて」「これの報告なんですが…」


仕事をしていたらこれくらいの会話は当たり前ですよね。


私もそう思っていました。


ですが、会社の取締役が変わったとたん

「会話するなら会議室で!」

と方針が変わったことがありました。


その取締役は

会話=おしゃべり・うるさいもの

と考えていて、デスクでは黙々と仕事をするだけと思っていたみたいです。


それが良いか悪いかは置いといて、何が言いたいかというと、


人によって迷惑の基準は異なる


ということです。


以前は迷惑ではなかったことが、人が変われば迷惑に変わる。


つまりそれが迷惑かどうかは人によって異なるということなんです。


だからいくら私たちが心配して、気を遣って、迷惑をかけないようにしようとしても、限界があるってこと。




夜遅くに子どもに熱が出て上司に連絡しなきゃ。

でも夜に電話なんて迷惑だよね、LINEにしよう。

そうしたら「連絡をLINEでよこすなんてけしからん!」と怒られるかもしれません。


こんなことは日常茶飯事。


迷惑かどうかには正解はないんです。


ならば考えすぎるのはやめてみませんか?


過剰に迷惑を気にして、

  • 自分の体調不良を無視したり
  • 微熱が出ている子どもを無理に保育園に行かせてまで

会社を休むことをためらう必要なんてないんです。

どうせ努力するなら「迷惑をかけてもいい」関係づくりをしよう

「迷惑をかけないよう」と意識しすぎると、周りにばかり気を遣いどんどんつらくなっていきます。


休まないように、遅れないように、ミスがないように。


常に緊張していて、心が休まるときがありません。


迷惑のモノサシは他人が決めること、ならば考え方を変えてみてはいかがでしょうか。


どうせ努力するなら
「迷惑をかけてもいい」関係づくりをしませんか?




ちょっと失敗しても「あぁ、大丈夫だよ~」で済まされる人っていますよね。


その人たちは何もしないで失敗を笑って済ませてもらえてるのではありません。


常日頃から人との距離を縮める努力をしていたり、人に感謝されることをしたりして「許してもらえる範囲」を広げているのです。


もし周りに困っている人がいて、あなたが力になれることがあるなら手を差し伸べる。


休憩時間のおしゃべりだって関係づくりの土台です。


面倒だと思わず地道に続けていけば、ちょっとした迷惑を許してくれる関係が築いていけるでしょう。

迷惑をかけ切った先に見えるもの

私はかなり迷惑をかけた方だと思います。


子どものこと、自分の体調のこと、転職のこと。


それでも「迷惑をかけてもいい」と言えるのは、迷惑をかけ切った先に見えてきたものがあるからです。




同じ職場の人が数か月間、心の病でお休みしていた時期がありました。


本人は重要なお仕事を幅広く担当されていたので、休み始めた当初は部署内がてんやわんや。


人によっては「ロクに引継ぎもしないで休むなんて迷惑」と考える人もいるでしょう。


それでも私はこれまで沢山迷惑をかけてきた側なので、「今度は私達が支える番だな」とスッと受け入れることができました。


これは迷惑をかけまくって、自分の力がこんなにも弱いものなんだと気づいたからできた態度です。


もし「私は一人で何でもできる!」「人には絶対迷惑をかけない」と勘違いしていたら、それができない人を責めていたでしょう。


一度、弱い立場になって迷惑をかけ切る。


するとその先には他人の弱さに寛容な世界が待っているのです。




これは病気に限らず、私たちの次の世代が出産や育児で大変な時期でも同じです。


私たちが快くフォローする側に回るためにも、今は迷惑をかける側として甘えさせてもらってもいいんじゃないでしょうか。

「迷惑がかかるから」の切り替え方法まとめ

迷惑はかけてもいい
人間は迷惑をかけあいながら生きているから
迷惑かどうかは人によって基準が異なる
迷惑をかけきった後は、それが他人を支える力に変わる



当たり前ですが、人は一人では生きていけません。


現代は「核家族化」「個人主義」が目立っているし、テクノロジーの進歩でひとりで何でもできるように思いがち。


でもやっぱり私たちと子どもたちのような縦の関係と同じく、横にも繋がってるんです。


その繋がりを大切にしながら、今は思いっきり頼ってみる。


そしてそれを後から恩返ししていけばいいじゃないですか。


「迷惑がかかるから」と休みづらさを感じているあなたの力になれれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

5歳男児を育てるアラサーワーママ。仕事と育児の両立で挫折し、人生再起動中。日々学んだこと、買って良かった家電・本をブログやSNSを通じて紹介しています。「今日より若い日はない」をモットーに毎日0.2%の改善に取り組む。強みを活かし、自分らしい働き方を模索中。