最近、終身雇用の終焉と共に
「副業」や「複業」を解禁されている会社が多いですよね。
それ自体はいい事だと思います。
しかし、ただでさえ忙しいワーママに
副業にかける時間がどれだけ残っているのでしょうか?
世の中には副業で大幅に収入を増やしている
ワーママもいると思いますが、
全員がその能力や環境を持ち合わせているわけではありませんよね。
副業ブームで意外と盲点になっているのが
「投資」なのではないかと思います。
この記事では
「全部自分一人でこなすことは無理」
と自覚しているワーママにピッタリの投資方法をご紹介します。
目次
お金の余裕って?
お金の収支ってすごくシンプルで
になります。
では収入を得る方法には何があるか?
- 給与
- 副業・複業
- 投資
- 贈与
- 公的年金
- その他手当など
先にも述べましたが副業しろって言われても、
そんな時間もスキルもない!という方におすすめしたいのが
「ほったらかし投資」です。
投資はこわい?
投資に触れたことがない方には投資は博打みたいで怖いものと思われるかもしれません。
そういったギャンブル性の強い投資もありますが、堅実なやり方に従えば決して怖いものではありません。
その基本的なルールは
「長期」に「分散」
です。
その基本ルールに則った優れた投資方法が
インデックス投資
になります。
インデックス投資とは?
「インデックスファンド」という言葉は聞いたことありますか?
「日経平均株価」や「TOPIX」はテレビや新聞で見聞きしたことがあるかもしれません。
それらの株価は東証一部上場企業の平均株価を表したものになります。
その指標(インデックス)と同じ動きをするように目指して証券会社で運用しているのが
インデックスファンドという投資信託です。
このインデックスファンドを長期に渡って運用を行うことをインデックス投資と呼んでいます。
インデックス投資がワーママ向けな4つの理由

その1.1つのファンドで分散投資できる
投資の世界では
という有名な格言があります。
卵を一つのカゴに盛ってしまうと、カゴを落とした時に全ての卵が割れていまします。
複数のカゴに分散しておけば、どれか一つのカゴを落としても割れてしまう卵はそのカゴに盛った分だけで済みます。
つまり、一つの銘柄に全ての資産を投資すると、全ての資産を失う可能性があるから、分散して投資しましょうということです。
インデックスファンドは日経平均株価やTOPIXなどの指標を目指して運用されています。
どうやって運用しているかというと、証券会社のファンドマネジャーという方が様々な会社の株を使って先の指標と同じ値動きになるように頑張ってくれています。
ファンドの中身はファーストリテイリング(ユニクロ)やソフトバンクといった多様な会社の株の組み合わせで構成されています。
ですから、1つのファンドを購入するだけで多くの会社の株に分散投資していることになります。
普通の株式投資で沢山の銘柄に投資しようとすると費用が数十万~百万円くらいかかりますが、インデックスファンドであれば、低コストで購入でき、かつ、1つのファンドを購入するだけで分散投資ができちゃいます。
さらに、「投資信託の積立」を利用して、毎月1万円ずつファンドを購入していくような設定をしておくこともできます。
ファンドの価格が低い時にはファンドが沢山購入でき、ファンドの価格が高い時にはファンドの購入数を控えることができ、結果として大きな損失が防げるのが大きなメリットです。
この手法を
と呼びます。
一度設定してしまえば、あとはほったらかしで毎月ファンドを購入して運用してくれるのですから、これほどワーママ向けの投資商品はないのではないでしょうか。
その2.値動きで不安にならない
ワーキングマザーは忙しい。株価チャートを見る暇もない。
その時間のなさが逆にメリットになります。
投資を始めると株の値動きが気になって1日に何度も株価をチェックしたり、値下がりし始めた時に不安になったりします。
でも忙しくて株価をチェックする時間がなければ、そんな不安に囚われる必要もなくなります。
そもそもインデックス投資は1日に1回しか取引できません、長期で運用することに意味があります。
ふと思い出した時に株価を確認してみて、もし購入時の価格よりも下がっていたとしても、それは一時的なものであって、10年後、20年後まで下がり続けるということはありません。
ちなみに、投資において、値下がりし始めた株価を見て、男性はすぐに売却してしまう傾向が強いのに対し、女性は俯瞰して様子を見ることができるそうです。
今見えている数字だけでなく、先の数字の動きに任せてみるという肝が据わった人が女性には多いのかもしれません。
その3.運用期間が長い
ワーキングマザーは20~40代の方が多いと思います。
投資を堅実なやり方で行うためには長期運用は外せません。
長期運用の何が良いかというと、
複利効果が期待できることです。
複利とは
元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。したがって、各期の利子が次第に増加していく。引用元:Wikipedia
複利は普通の預金金利で考えるとわかりやすいのですが、例えば
預金100万円に2%の複利(利息)がつくとします。
1年目 元金1,000,000円×1.02=1,020,000円…利息20,000円
2年目 (元金1,000,000円+前年利息20,000円)×1.02=1,1,040,400円…利息40,400円
2年目の利息は単純に前年と同額になるのではなく、前年利息を加算した金額に利息がつきます。
複利の反対が単利ですが、同じ100万円に2%の単利(利息)ではどうでしょう。
1年目 元金1,000,000円×1.02=1,020,000円…利息20,000円
2年目 元金1,000,000円×1.02+前年利息20,000円=1,1,040,000円…利息40,000円
1年目の元金にずっと利息をかけるのですね。
複利と単利の差はここでは400円ですが、これが長期間になると差が大きくなっていきます。
また、預金の例を挙げましたが、これは各種ローンや投資でも同じことが言えるのです。
複利のメリットを活かすためには長期で投資を行うと良いのですが、この長期とは10年以上、好ましくは20~30年程度の期間を要します。
ワーキングマザーは20~40代であり、10年以上ファンドを保有できる時間があるのが強みですので、それを活かさない手はありません。
その4.コストが安い
特定の会社の株を買おうと思ったら数十万の元金が必要になるのが普通ですが、インデックス投資では1000円くらいから投資ができます。
最近は「ノーロード」といって購入時の手数料がかからないファンドが多いので、これを選びましょう。
また、投資信託なので運用管理費用(信託報酬)という手数料がかかります。
しかし、その手数料が超低コストであることがインデックスファンドの魅力です。
私が参考にしている経済評論家の山崎元さんのロジックをご覧ください。
なるほど、それはそうだと何度もうなずいてしまいますね。
手間も時間も資金も最低限で
それなりのリターンが得られるインデックス投資。
これは総合的に見てかなりコストパフォーマンスが良いのではないかと思います。
デメリット
そんな良いことづくめのように聞こえるインデックス投資ですが、デメリットも存在します。
利益が少ない
指標に合わせて運用するだけなので、大きく儲けることはできません。
これ1本で生活していくのは、はっきり言って厳しいです。
あくまでも補助的な収入としてはコストパフォーマンスに優れるというだけです。
また、ほったらかしであるが故に投資をしているワクワク感などもあまり生まれず、時々投資をしていることを忘れてしまうくらいです。
短期では利益が出ない
インデックス投資は10年以上、好ましくは20~30年間の運用を経てリターンを求めるものですから、すぐには投資利益が出ません。
そのため、すぐに収入を増やしたいといった場合には目的と少々ずれるかもしれません。
まとめ
インデックス投資がワーママ向けな理由
- 分散投資ができる
- 値動きで不安になりにくい
- 長期で運用できる
- 低コストで始められる
明日からすぐに収入が増えるわけではないですが、
「自分が」「働く」ことだけが収入を増やすことではないということを認識しておいて欲しいと思います。
「自分が」「働く」以外にも収入源があることは心の余裕にも繋がってきます。
投資によって1万円でも2万円でも収入が増えれば、その分労働時間を減らすことができます。
その削減できた時間は自分の将来のための勉強や啓発に使ってください。
するとそれが次なるお金余裕や時間余裕を生むことに繋がってきます。
家庭も仕事も副業も?!と疲弊しそうなワーキングマザーが簡単に取り入れられそうな投資をご紹介させていただきました。
少しでもあなたの心のゆとりに繋がりますように。
※言うまでもありませんが、投資は元本割れのリスクがあります。投資を行う際は自己責任でお願いします。
■インデックス投資をするのにオススメの本
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