今や女性も働くのが当たり前。
それなのに働く女性を取り巻く環境は決して恵まれているとは言えません。
こんな時代に生き抜いていくために、私たちには今、読むべき本があります。
年間読書数100冊を超えるワーママの私が、今働く女性、これから働く女性におすすめの本を5冊厳選しました。
女性の力を最大限に活かして社会をより良いものにしましょう!
目次
女性後進国の日本
世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダー・ギャップ指数」では2020年の日本のジェンダーギャップ総合順位は153ヶ国中121位です。
(前回は149ヶ国中110位)

これだけ産業が進んでいるのに女性の活躍度だけなぜか低い日本。
この社会で生きていく私たちは何を意識していけば良いのでしょう?
その一つは日本より進んでいる他国の女性の声を聞くこと。
各国でキャリアを積んできた女性たちの本を5冊ご紹介します。
国や立場は違えど根本の悩みはびっくりするほど共通していて、学べることが沢山あるはずです。
本を読むときの気持ち別に紹介しますので、気分に応じて読んでみてください。
*モチベーションを高めたいとき
『リーン・イン』
FacebookのCOO(最高執行責任者)、シェリル・サンドバーグの大ベストセラーです。
女性を取り巻く不利な状況を冷静に分析しながらも、「それでも女性に上を目指してほしい」というシェリルの強い想いが描かれた本書。
- 女性は男性に対し自信を持ちづらく、リスクを嫌う。
- 周りから評価されても「みんなのおかげ」と謙遜する。
あなたたち、考え方や身の振る舞い方で損をしてるかも?
その事実を伝えることで、これから上を目指す女性に明確な指針を与えてくれます。
働く女性なら一度は読んでおきたい一冊です。
『マイ・ストーリー』
オバマ元大統領の奥さん、ミシェル・オバマの自伝ストーリー。
旦那さんより奥さんの方が優秀というのはよくある話だけど、ミシェルさんもその一人。
ミシェルが弁護士事務所に勤務していたときにインターンとしてやってきたのが、バラク・オバマ。
そのときのバラクの指導役がミシェルだったのです。
そんな優秀な彼女ですが、人生は順風満帆…というわけではなかったようです。
黒人差別にあいながらも必死に努力して自らのキャリアを掴み取った。
そのキャリアも夫のバラクが大統領選に出馬するにあたって一変することに。
そのときのミシェルの気持ちとは───
素敵な言葉が数多く散りばめられていて、不利な立場にあっても「私も頑張らなきゃ」と思わせてくれる至高の一冊です。
つらいなと思ったとき
『仕事と家庭は両立できない?』
仕事と育児に疲れた…
と思ったときに読んで欲しい本。
上2冊と同じようにバリキャリ街道を歩んできた筆者でしたが、子どもの「ママそばにいて!」という思いをきっかけにバリキャリを降りる話。
「リーン・イン」と対局をなす書としてこちらもアメリカでは論争を巻き起こした一冊。
上位層にいる女性でも私たちと同じ想いを抱えることがあるんだということがよく分かります。
『なぜ女は昇進を拒むのか』
理系出身のバリバリ研究職の女性が出産後に突如仕事を辞めてしまう。
マタハラにあったとか、仕事と家庭の両立が上手くいっていないというわけでもないのにどうして?
実は高学歴女性が自らの意思で仕事を辞めて家庭に入ることを「オプト・アウト」と言い、この現象が近年増えています。
※選択的に(=オプト)離脱する(=アウト)
昇進の声がかかっているのになぜか昇進を断ったり、仕事を辞めたり…
それには女性ならではの理由がありました。
男性は地位や権力に対してのこだわりが強く、何としてでも手に入れたい!と思うもの。
けれど女性は「そこまでして手に入れたいものではないかな」と思ってしまうという。
特に子どもが生まれたあとでは「家庭」を大事にしがち。
そのような現象を科学的に解説した良書です。
現実と向き合いたいとき
『ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方』
ビジネスとはゲームである。
ゲームである以上、ルールを知らずに参加するのは自ら負けにいくのと同じ。
あなたは不思議に思ったことはありませんか?
同じ会社で働いているのに女性には女性っぽい仕事、男性は中核を担う仕事が割り当てられている。
それはライン職、スタッフ職で男女が差別されているからです。
スタッフ職でいくら頑張っても評価されないし、上には上がれない。
そんな厳しい現実が書かれた本です。
もっと若いころに読みたかった…
メンタルが強いときに。
番外編:内向型女性のための本
『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』
メンタリストDaiGoさんもおすすめしている内向型人間のための生き方指南書です。
「リーダーに向いているのは実は内向型だった!?」
大勢の人と喋るのは苦手、人見知りしてしまう。
そんな内向型のあなたなら一度は読んでおきたい一冊です。
著者のスーザン・ケインさんのTED talkも非常に人気があり、見ると感動しますよ!
※日本語字幕あり
女性の力はすごい!
たまたまですが、全部女性著者です。
やっぱり女性の気持ちは女性しか分からないということでしょうか。
私は女性の力ってすごい!とかなり本気で思っています。
だって朝早く起きて子どものお弁当作ったり、鉄の意志で定時に仕事を終わらせたり…
こんなこと男性が毎日できるとは思えません。
何らかの制限でその力が十分に発揮できてないだけで、そのつっかえを外せば世の中のあらゆる問題がスムーズに動き出すと思うんです。
社会が変わるのは明日からすぐに!とはいきませんが、自分の心の持ち方ならすぐに変えられますよね。
先を行く女性たちの考え方をぜひ読書で学んでみてください。
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