この記事では、一度エクセルで家事分担表を作成しようとして挫折した私が、 まずはA4かA3の紙を用意します。 紙の中心に縦線を描き、左が夫、右に妻と書きます。
もっと簡単に作れる分担表を考えましたので、その作り方をご紹介します。
この分担表であれば、後で付け足しもできますし、視覚で相手に訴える効果も高く話し合いの材料としてもってこいです。
共働きで家事の分担で悩む方は、ぜひご活用ください。紙と付箋で作る家事分担表
用意するもの
コピー用紙でも、チラシの裏でも大丈夫です。
わが家では子どものスケッチブックを1枚拝借しました。
次に付箋。
赤と青など色が違うものを最低2色用意します。
わが家で使っている付箋は無印良品のものなので、今回はオレンジ、黄色、白の3色を用意しました。分担表の作り方
夫と妻、それぞれ付箋の色を決めて、担当していると思う家事を付箋に書いていきます。
どちらもやってると思うものを書くために、3色目を使います。
今回は
妻 → オレンジ
どちらもやっている → 白
と使い分けました。
家事が書かれた付箋を夫側か妻側にどんどん貼っていきます。
用紙の上の方には頻度の高い家事、下の方には頻度の低い家事を貼ります。

こうすると、どちらが毎日のルーティンをよく担当しているか一目瞭然になります。
妻の家事は「名もなき家事」だらけだった。
分担表を作ってみると、やはり、妻である私の方が家事負担が多いと分かります。
料理、洗濯、掃除の3大家事以外にも、ゴミ捨てやシャンプーの詰め替え、子どもの髪を切ったり、予防接種の時期を把握しておいたり、細かい家事がいーっぱいあります。
このような細かな家事のことを「名もなき家事」と言うそうで、家事負担の原因の一つとなっています。
「掃除」のようにはっきりした名前がついていないから、何となく気づいた方がやっている。
でも名前がついていない家事は気づきにくい。
そのため、その他もろもろの家事はなかったものとされる。
だから、こんな細かい家事にも名前を付けましょうという話です。
分担表を作ることで「名もなき家事」にスポットをあて、いかに細かな家事の負担が大きいかをオモテ化できます。
また、この分担表のいいところは、後から思いついた家事を足していけること。
エクセルなどでカチッと作ってしまうと、修正するのが面倒です。
文字が多いと途中までしか表示できなかったり、上下左右方向を入れ替えるときに全体の列や段がずれたりしてしまって、段々作るのが嫌になってきます。
実はそんなことがあって、一度エクセルで作ろうとしたけど挫折した経験があります。
そこでもっと簡単な方法はないかな?
と思って編み出したのが『紙と付箋で作る分担表』。
目的は家事にはどんなことがあるか?どっちの負担が大きいか?を視覚化するためであって、きれいな表を作ることではありません。
紙と付箋というシンプルで原始的な方法だからこそできる柔軟性があるのです。
ちなみに、分担表を作るときには、公平性を重視するなら、夫婦で互いに担当していると思う家事を各自書いて貼っていくのがいいでしょう。
ただ、一人でもできます。これは私一人で作成したものです。
夫に分担表を見せてみる
完成したら夫婦で家事分担について客観的に話し合ってみましょう。
男性は口で説明されるより、視覚で訴えた方が理解しやすい傾向があります。
いかに妻側の負担が大きいか、またいかに細かな家事が多いか分かってくれるはずです。
感謝にもつながる
実際に分担表を作っている最中、「私ばっかり!」と思っている時点では、自分の方ばかり埋まっていました。
じゃあ夫は何をやってるかなと考えてみると、意外と大変な家事をやってくれてることに気づきます。
しかも二人どちらもやってることでも、実際にはほぼ夫がやってくれていることも多いのです。
- 保育園送り
- 子どもの歯磨き
- 寝かしつけ
- 家計管理
- 草取り
そして何より毎日お仕事にいき、お金を稼いできてくれることには感謝です。
私が働き方を見直せたのも、夫の収入があるおかげです。
これまで夫は全然やってない!と思っていました。
でもそれは私の思い込みだったなと反省しました。
今では夫も「名もなき家事」の多さや、日常のルーティンで1日がすぐ終わることの大変さを理解してくれています。
子どもはいつか大きくなって家を出ていってしまうけど、夫婦は一生もの。
少しずつ歩み寄って、その夫婦に合ったバランスを見つけていく努力を続けていくことが大切です。
より良い夫婦関係の一助となれば幸いです。
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